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太陽光発電HIT230の電圧上昇抑制

太陽光発電を始めた頃は、電圧上昇抑制なんて言葉すら知りませんでした。

ただ中部電力からは、かなり早い段階でこのことに関する注意書が届いていました。
次のような文書です。


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「太陽光発電設備の安全装置(自動電圧調整装置)について」
(前略)
安全装置(自動電圧調整装置)は、太陽光発電の発電量やお客さまの電気ご使用状況、当社の供給する電圧の状況によっては一時的に動作し、発電量を抑える場合がございますが、発電設備等の異常ではございません。
また、安全装置は動作御電圧が設定範囲内に戻ると自動的に復帰し、通常の発電状態に戻ります。

なお、長期に亘り発電量が少ない場合には、ご購入の販売店・メーカにご相談頂くか、当社までご連絡いただきますようお願い申し上げます。

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「メーカー」じゃないところはご愛敬で(笑)。

工事が遅れたこともあり、文書をもらったのは実際に発電が始まる2か月前だったので、何のことやらさっぱりでした。

発電が実際に開始されてもずっと気にしていませんでした。
サンヨーやパナソニック、長州産業では、通常は発電モニターをずっと見ていないと気がつきません。

ある日誰かのブログに、パワコンで電圧上昇抑制を確認する方法が書いてありました。

パワコンの右のボタンを5秒ほど押しっぱなしにしておくと、点滅する数字が出ます。
それが今まで過去に電圧上昇抑制がトータル何分間あったかを表す数字です。
こんなことは、取説には書かれていません。

その人は押したけどゼロだったということで、自分も興味本位でやってみました。


これが通常の状態です。
現在の発電量が3.6kwであることを表示しています。
P1000424c


右のボタンを押した状態です。
開始してからトータルで2009kwh発電したことを表示しています。
P1000425c


上の状態で、ボタンをずっと押しっぱなしにします。
すると点滅する数字が出てきます。
P1000426c


えっ?ゼロじゃないの?(>_<)
こんなにあるの?

4月1日の段階で、59分間もありました。
まさか自分に関係があるとは思いませんでした。


すぐに相談しようかと思いましたが、どんなときに抑制されるのかを調べてからでないと説明できないと思い、しばらくは抑制時間を毎日調べてみることにしました。

1か月の間調べてわかったことは、
(1)平日は抑制は出ませんでした。
(2)出るのは日曜日と祝日に集中していました。1度だけ土曜日でした。
(3)出ても1日で1~3分間だけです。

1度だけ、4月29日(日)は8分間もありました。
日曜日と祝日が重なったからか?なんて冗談ぐらいに考えていました。
この頃はまだ余裕がありました。

8分間でいくら損するのかな。
最高の発電出力(4kw)だったとして計算しても22.4円なので、たいしたことないと思っていました。


ところがGWになったらとてもひどくなり、5月4日は23分間、5月5日も13分間もありました。
トータルもついに100分を超えてしまいました。

しかも、もっと大きなことにいろいろと気がつきました。

5月4日はパソコンの横に発電モニターを置いて、いつでも見られるようにしておいたのです。

すると、午前9時41分から電圧上昇抑制が出始め、抑制したり元に戻ったりを繰り返し、午前11時23分までその状態が続きました。


P1000965P1000974P1000975P1010018_2

抑制が始まると、通常は黄色のランプがオレンジ色になります。

抑制が出てもすぐにゼロになるのではなく、徐々に下がり始めます。
しばらくすると抑制は解除されますが、すぐには元の発電量には戻らず、ゆっくり上昇します。
そして、上までいくとまた抑制されます。
これを何回も繰り返しました。

トータルの抑制時間は23分しかないのですが、実際は1時間と42分間もの間、発電量が本来の100%にはならない状態が続くのです。
23分間で64.4円と単純に計算してはいけないようです。

瞬間的にはパワコンいっぱいの4kwを表示することもありましたが、すぐに抑制がかかってしまいました。


もう一つ気がついたのは、抑制がかかっているときの「消費量」です。
いつも高めになっているような気がします。

消費量が2.7kwを示すこともありました。
そんなに使っているわけはないと思います。
何か別のところでも損している気がします。


ちなみに、コンセントの電圧はどのぐらいだろうと思い、テスターで測ってみました。
通常は、夜中だと101~102V、昼間は102~103Vです。
でも電圧抑制がかかるときはもっと高くなります。
この日はずっと105V前後、一瞬だけ107Vを超えたときがありました。
写真に撮れた最高は106.5Vでした。

P1000986


このあとyh株式会社に連絡を取り、連休明けに中部電力に連絡してくれることになりました。

太陽光発電HIT230電圧上昇抑制の測定につづく





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